ゆる部屋

好きなことしながらゆるりと生活していくこと(=ゆるりすと)を目指します。

数学学習について ―動機と遍歴― (動機編)

数学学習、はじめました

プロフィールにもちらっと書いてあるが、私は現在数学学習中である。いわゆる「やり直し数学学習」であり、中学数学の参考書を使いながらちまちまと学習している。そこで今回は私の数学学習動機と、学習遍歴(といっても始めたばかりなのだが)について書く。全2回!ぱちぱちぱち。


学習の動機

ひとことでまとめると、「学校時代は数学大嫌いだったけど、大人になってサイエンス系の本読みたいから勉強するの」でございます。

学校時代

小学校5年生の「比」で算数に苦手意識を持って以来、中学高校と数学は嫌悪の対象だった。小学校・中学校では勉強量と暗記でなんとか乗り切ったものの、高校に入って勉強量が減ったと同時に、授業に全くついていけなくなった。高校では数学の定期テストで50点以上をとった記憶がない(テスト直前に例題を数個覚えてなんとか20~30点をとった)。大学受験では数学が試験科目にない大学を選択し、そして数学を完全に忘れ去りつつ大学の前半はすごした。

大学時代の後半で、統計学の授業をとってから、「あぁ数学がわかればもうちょっと統計学を深く学べるんだろうなあ」などと考えるようになり、数学への関心がすこしだけ(本当に少しだけ)高まった。が、ふたたび勉強をするには至らなかった。統計学も友人の助けを借り、なんとか単位をとった。

大学卒業後

専攻分野の勉強ばかりしていた学生時代が終わり、空いた時間でいろんな分野の本を読み始めたのだが、興味をひかれた分野は数学(『数学ガール』のようなエンタメ系と総称されるものから、数理論理学の本まで)や、サイエンスだった。あれだけ数学(や理科系科目)を毛嫌いしていたのに、なんで今更、と自分でも思った。ただ今まで真面目に勉強してこなかった分だけ、新鮮さを感じたのかもしれない。そういうわけで実際に手に取り、数冊読んでみた。


そして、毎回わからずに投げ出した。


わからないのは数学が理解できないだけじゃないだろうし、すぐ投げ出すのよくないよ!とも思うのだが、出てくる数学の話、数式、ロジック、それらが理解できない(何を言っているのかの糸口さえつかめない)のがたまらなくもどかしかった。そして思った。


そうだ、いっそのこと数学を再学習しよう!


時間はかかるかもしれない。しかし、一度数学の基礎をある程度固めてしまえば、読みたいと思っているサイエンス系の書籍が読める、それらを使って学習をさらに進化させることができる、そしてなにより、数学ができることで世界が広がると感じて(勝手に妄想して)いる。

数学は、科学(自然科学はもとより、大半の社会科学と、かなりの人文科学で)の共通言語です。
 一定程度マスターすれば、数カ国語を習得した以上の世界が眼の前に広がっていることを知って狂喜乱舞するはずです。いわば《語学としての数学》を習得する利益は非常に大きいと思われます。

数学にはネイティブはいない:「語学としての数学」完全攻略=風景+写経アプローチ 読書猿Classic: between / beyond readers


こうして、私は数学再学習を始めた。

(学習遍歴編につづく)


数学ガール (数学ガールシリーズ 1)

数学ガール (数学ガールシリーズ 1)